ビタミンB1とは
ビタミンB1は、疲労を回復させて眠気をスッキリさせたり、逆に良質な睡眠をとるサポートをしてくれます。
全く逆の効果のように見えますが、睡眠との関係性を考えると両者には深い関わりがあります。
ここでは、ビタミンB1の成分と効果の紹介をしていきます。
ビタミンB1が不足するとどうなるの?
ビタミンB1が不足すると、人の体ではエネルギーを作り出すことができなくなります。
脳や神経、筋肉のどの部分を使うにしても、エネルギーとなるのは糖分です。
疲れた時に甘いものが欲しくなるのはブドウ糖から作り出されるグリコーゲンが不足しているのを体が感じ取っているからです。
ここにビタミンB1を補給してあげると、脳にエネルギーが供給されるようになるので眠気がスッキリします。
また、疲れていると体が疲れていてもぐっすり眠れないことがありますが、これに対してもエネルギーを補給することで質の高い睡眠を作り出してくれます。
ビタミンB1を多く含んでいる食べ物
ビタミンB1を多く含んでいる食べ物には、豚肉、うなぎ、ニンニクなどがあります。
夏にうなぎを食べて夏バテを防止しようというのは、うなぎが疲労回復効果を持っているからです。
ニンニクもスタミナがつくといって栄養ドリンクや健康食品によく使われていますね。
ビタミンB1と睡眠の関係
もし日中眠くて仕方ない、そのせいで夜になるとぐっすり眠れないという睡眠の問題を抱えているならば、ビタミンB1が不足していないかどうかチェックしてみるといいでしょう。
睡眠薬なしでは眠れないという人でも、栄養不足が解消されて体の機能が整うようになれば、ぐっすり眠れるようになる可能性があります。
ちなみに、ビタミンB1が不足しやすい食生活には、外食やインスタント食品のとりすぎ、甘いものや清涼飲料水のとりすぎ、などがあります。
これらに共通しているのは、糖質が多いことです。
ビタミンB1は糖代謝に関わっているので、糖質が多いものばかり食べていると不足しやすくなります。
また、無理なダイエットでも不足しやすくなる栄養素なので、ダイエット中の人は注意しましょう。
毎日の食生活にちょっと自信がない方は睡眠サプリメントで補うことも効果的です。
ビタミンB1を上手に取り入れて、良質な睡眠を目指しましょう!