睡眠薬の強さランキング2018

私も睡眠障害で睡眠薬を飲んでいました。

睡眠薬といっても色々な種類があって、自分で調べても分からないことが多いですよね。

ここでは私なりに調べた睡眠薬の種類とその効き目の強さについて紹介しますね。

睡眠薬のタイプ

まずは睡眠薬には5つのタイプあります。

睡眠薬のタイプによる強さランキング

上から強い順に並べました。

ではそれぞれのタイプについて説明しますね。

1.バルビツール酸系

これは昔から使われている睡眠薬です。

効果は強力で脳の活動自体を押さえ込む形での睡眠を誘導します。

麻酔薬に近い作用があり、不自然な睡眠になってしまう難点があります。

依存性の高さや安全性の低さが問題となり、今はあまり使われることのない薬です。

2.ベンゾジアゼピン系

安全性の高い睡眠薬です。

依存性があるので扱いには注意が必要ですが、効き目がしっかりしているのでひどい睡眠障害の患者さんにはバルビツールよりこのタイプの睡眠薬が処方されます。

3.非ベンゾジアゼピン系

上のベンゾジアゼピン系の薬を改良した睡眠薬です。

副作用が少ないことが特徴です。

効果は穏やかで、ベンゾジアゼピンよりは弱いです。

4.メラトニン受容体作動薬

自然に近い睡眠を促してくれる睡眠薬です。

依存性・副作用の心配が少ないので、まず眠れないという相談があった時に処方される事の多い薬です。

5.オレキシン受容体拮抗薬

2014年に発売された新しい薬です。

「新時代の睡眠薬」と呼ばれ、今後メインになってくるのではと言われている睡眠薬です。

オレキシンという覚醒を維持させる物質を遮断することによって、自然な睡眠をもたらすという効果があります。

依存性・安全性ともに少ないのでこれからに期待の睡眠薬です。

作用時間による強さの比較

睡眠薬の作用時間（効果の続く時間）

睡眠薬は効果が続く時間がそれぞれ違います。

作用時間別の強さランキング（上から強い順になっています）

寝つきが悪い人には「短時間型」の睡眠薬、眠りが浅くて何度も起きてしまう人には「長時間型」の睡眠薬というように、医師が判断して処方されます。

睡眠薬の強さまとめ・依存性と副作用

睡眠薬はいちがいに強さといっても、個人によって効果は大きな差が出ます。

同じ薬でも効果のある人とない人がはっきりと出るのが睡眠薬の特徴です。

また、薬の用量によっても違いがあるので、あくまでも参考程度にしてくださいね。

睡眠薬は脳に作用する薬なので、どうしても依存性・副作用の問題が出てきます。

自分に合った薬でないと、異常な眠気やふらつきなどの副作用が出てしまいます。

依存度が高いのでやめるタイミングが難しいところも問題です。

特に妊娠中や授乳中の方は、赤ちゃんへの影響が出てくるので要注意です。

妊娠中の睡眠薬服用についてはこちらの記事「妊婦も睡眠薬って飲めるの？気になる赤ちゃんへの影響。妊娠中の不眠対策。」をご覧ください。

私も睡眠薬をやめる時は少しずつ様子を見ながら容量を減らしていく方法で半年ほど日にちがかかりました。

眠れなくて困っている方はまずは生活リズムの改善や睡眠サプリの活用など、睡眠薬に頼らない解決法を試してみることをおすすめします。

睡眠薬の服用はそれからでも遅くありません。