あなたはふと居眠りをしてしまった時に「とても長い時間が過ぎてしまったように感じたのに、実は数分しかたっていなかった」ということはないでしょうか?
また逆に「ほんの少し眠ったつもりなのに、とても長い時間が過ぎていた」という経験はないでしょうか?
どうしてこういうことが起こるのでしょうか?
眠りと脳と時の感覚
眠りは人の時間感覚を麻痺させることがあります。
でもその反面、眠っている間にも脳は「時」を感じているのです。
あなたは翌日に特別な事情があっていつもより早く起きなければならない時、どうしていますか?
目覚まし時計をセットして眠るという人が多いと思います。
けれど、目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまい、時計を見たらちょうど目覚ましをかけた時間の直前だった、という経験はないでしょうか。
起床する時刻を脳は意識している
最近はこの現象を説明する実験がされています。
起床する時刻をあらかじめ指示されてから眠ると、その時刻の1時間位前から血液中に副腎皮質ホルモンというホルモンが増えて、起床に備えるのです。
これは、起床する時間を意識してから眠りにつくことによって、起床時間に向けて身体をコントロールすることが可能であることを示しています。
起床時間を指示せず突然サプライズで起こした場合には、こういった現象はみられません。
まとめ
「目覚ましが鳴る前に目が覚めるのはなぜ?」その答えは「脳が起床時間を意識しているから」でした。
「明日はいつもより早く起きなければならない」という意思が睡眠中にも脳を支配して、心身をコントロールしているのです。
意思が睡眠中にも働いているとは不思議ですね。
なので、遅刻や寝坊を防止したいなら、「明日は何時に起きる」という暗示を寝る前によくしておくといいですよ!
もちろん、念のために目覚まし時計をセットすることも忘れずに。
今は音で起こすタイプの物より光で起こすたいプリ「光目覚まし時計」が効果があると人気です。
翌朝の目覚めをすっきりさせたいなら睡眠サプリの服用もおすすめします。
質の良い睡眠をとることで寝起きがよくなります。